物語

女パチプロに弟子入りしたら超絶時間を無駄にした話

どうも、るきのです。

 

今日は僕の黒歴史について話していきたいと思う。

お題はズバリ、女パチプロに弟子入りした話っす。

 

この話題は今まであまり触れてこなかったんだが

よく考えたら隠すもんでもないしなってことで公開することにする。

猛烈な不安に襲われた4号機末期時代

僕はもともと4号機時代のスロットのハイエナで喰えるようになった人間です。

そこから設定狙いも覚え、数年後には月60万以上は安定して稼げるようになりました。

 

駄菓子菓子!

 

4号機の終焉が発表され、市場に投入されていく5号機。

知り合いのスロプロ達はみな焦りました。

 

「この出玉性能で喰っていけるビジョンが全く湧かない…」

 

もちろんそれは僕も同じ。

そこで目に付けたのがパチンコです。

 

「そうだ!パチンコを覚えればいいんじゃないか」

 

しかし、これは今もそうなのですが…

パチンコの細かいノウハウって意外と整理されていないんですよね。

 

例えば持ち玉になったときにどう回転率を把握すればいいのか、とか。

釘読みとは言うけれど、果たしてどういう風にやれば釘が読めたと言える状態なのか、とか。

 

正解という正解が見えないままパチンコに取り組んでも

シンプルに時間の無駄だなと思ったんです。

ある日、求人誌に怪しい広告が…

そんなこんなを悩んでいた折、

ふとタウンワークを見ていると

 

【パチンコ好き必見】パチンコ台を遊技してデータを取るアルバイトをしませんか!?

 

みたいな広告が目に止まったのである。

 

脳ミソがバグった。

はあ?パチンコを打つアルバイトぉ?どゆこと?

 

今でこそ「打ち子」というのは一般プレイヤーも知っている文化になっているが…

当時は大々的に打ち子を展開しているグループはなかった。

 

僕は興味津々で好奇心が止まらない状態に。

バイトとか正味時間の無駄だけど、こいつらが何をやっているのか知りたい。

潜入してどういう組織なのか探りたい。

 

結局、電話することにした。

どこそこの事務所に来いといわれ、扉をあけると

ポツンと海物語が2台設置されているだけの簡素な部屋に通された。

 

挨拶をし、履歴書を渡す。

運転免許証は特にじっくりと見られた。

で、研修という名目でデータの取り方と保3止めのやりかたを教えられて解散。

 

本当に今の打ち子求人募集の走りをやっていた組織である。

僕はどうしたもんか考える。

こいつらと店被りした場合、

万が一自分が使ってる店で「スロットコーナー使うな」とかだるい事を言われるのだけが懸念材料。

なのでそのへんを質問してみたら

「パチンコの店情報をプライベートで使うのは控えてほしいけど、スロットは打たないからオッケー」

との言質を取った。

 

ならこいつらのパチンコノウハウをパクれるやん!

シメシメと僕は内心ほくそ笑んだのだった。

師匠は女パチプロ

さて現地に向かってみると俺の教育担当はなんと女性だった。

しかも年齢は30代後半。

まさか女性に教わることになろうとは。

 

しかし今にして振り返ると、彼女は教育の天才だった。

理不尽なキレ方を一切しない。

かといって放任かというとそんなことはなく、課題の克服のさせ方・伝え方が絶妙だった。

 

課題を克服したときの承認の仕方もばっちり。

僕はいつしか彼女に尊敬の念を抱くようになる。

彼女に認められたいと必死に食らい付いてパチンコ技術を習得していった。

 

果たして2ヶ月経たない内に、俺は彼女から財布を持たされるまでになった。

今風にいうと番頭さんってやつですかね?

 

さらに「ブロック長」を名乗る人物(ちなみに後に本人から告白されるが偽名を使われていた)から

おまえは素質があるから班長にならないか、と誘われた。

班長ってのはつまり女パチプロと同等のポジションである。

彼いわく班長になると月100万200万なんて余裕で稼げるとのこと。

 

 

急に話がキナくさくなったなと思った。

ぶっちゃけ今時点ではスロで最低月60以上は取れてる。

人の下につくメリットを見いだせない。

よってパチンコを教えてくれた恩は感謝しつつ

頭を下げてその話は丁重に断った。

特に何か凄まれるとかもなく「まあ独りで修行するのいいのかもな」と送り出してくれた。

 

今にして思うこと

結局、そのときのパチ経験が活きた。

周りのスロプロが5号機時代に完全移行して次々と廃業する中

僕はパチンコを打つことで糊口をしのぐことが出来た。

いやむしろ技術が身につくにつれ、スロ時代より確実に期待値を積むことができるようになったかもしれない。

 

めでたしめでたし。

僕はあの謎の組織に潜入して本当に良かったなあ。

そういう話になると思いました?w

 

いや、違うんすよね。

確かに僕はあの組織に入ってパチンコのノウハウを無事吸収することが出来ました。

でもね、ぶっちゃけ2ヶ月の間は月20万以下のお給金だったわけで…

当時の自分の稼ぎを考えると、実質80万円でノウハウを買ったのと同等だったんですよ。

 

で、ここからが重要なんですが。

実は当時、元釘師と名乗る方が主催していた「パチンコ塾」なるものが有料で開催されていました。

詳しい値段は覚えてないけど、多分30万とかそんなもんだったと思う。

 

で、ぶっちゃけその塾に入ったほうがコスパは圧倒的に良かったんですよね。

パチの基本にとどまらず、いわゆる「ネタ系」の入り口も教えてくれてたみたいなので。

(あの塾の出身者から後に話を聞いた)

 

当時の僕は「有料塾=詐欺、怪しい」みたいなイメージしかなかったのでガン無視してたんだけど。

で、実際、そういうモノの中には残念ながらほぼ詐欺やんみたいな商材も多数混じっているのも事実なんですが…

でも中には上の例のように圧倒的価値提供をしてくれるケースも存在したんですよね。

 

諸々総合的に判断すると、わざわざ打ち子組織に潜入取材とかするよりも…

金払ってノウハウ買ったほうがよっぽどコスパ良かったなと思うわけです。

 

とまあそんな話でした。

P.S. 女パチプロKさんへ

とはいえ、Kさんから教えてもらったことについては本当に感謝しています。

今どこで何をしていますか。

おばあちゃんになるまでパチンコを打つのが私の夢。

そう言ってましたが今もどこかの店でパチンコを打ってますか?

いつかどこかの店で偶然肩を並べて隣で打てたらいいですね。

そのときは技術勝負でもしましょうか。負けたほうが罰金千円でお願いしますね。

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